通関士 合格体験記 I.Mさん 神戸市西区 30代 女性
(1年目:通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース)、2年目:通関士総合講座(レギュラーコース))
私の合格体験記
この度、2度目の受験で合格することができました。
【受験理由】
過去に商社で貿易事務に従事した経験から通関士という存在は気になっていたものの
「難しすぎて私には無理」と決め込んで見て見ぬふりをしてきた。が、
30代で転職を考えるようになり勉強するなら今しかないと思い一念発起。
【学校を選んだ理由】
以前、貿易実務検定C級講座でお世話になった際に少人数の授業スタイルと
自由に質問しやすい環境が自分に合っていて楽しく勉強できたので。
【1年目】
2016年2月より早期スタートパーフェクトコース受講
2月 授業のスピードの速さに焦り、条文の独特な日本語や専門用語についていけず
何が分からないかがわからない状態で復習だけで1週間があっという間に過ぎる
5月 合同テスト(校内テスト)で上位に入り自信をつける
8月 全国模試(日本関税協会)でE判定、落ち込み体調崩す
9月 校内模試でE判定、輸入申告書に苦戦
結果:通関業法7割、関税法7割、実務1点足りず
【2年目】
2017年4月よりレギュラーコース受講
4月 昨年の復習程度のつもりでいたが忘れている部分や
法改正も多く勉強不足を感じ、授業の復習と並行して学校指定の問題集を解く
5月 合同テスト(校内テスト)で上位に入るが先生からの強烈なプレッシャーに焦る
6月 学校指定の問題集の学習を終え関税協会の問題集と申告書対策に取り掛かかる
7月 ひたすら過去問と輸入申告書を解く、条文を覚える
8月 全国模試(日本関税協会)で全国1位A判定、気持ちに少し余裕が出る
9月 校内模試でB判定、輸入申告書に苦戦するも徐々に商品分類の正確性が
増し課税価格の計算が合うようになる
結果:通関業法9割、関税法8割、実務7割
以下2年目で実践した私の勉強法です。
【勉強で実践したこと】
・1日最低3時間自宅学習
体調や残業を言い訳にせず、3時間は死守。
平日自宅で十分勉強する時間が取れないときは
通勤時間やお昼休みを利用。
3時間勉強したら後は好きなことをする。
休日は4〜5時間勉強。
1年目は日々不安で焦って勉強していたので
「今日は十分勉強した」と納得してから
1日を終えるようにすると頭に入るようになった。
・問題集は最低10周
学校で購入した指定の問題集と関税協会の問題集は
答えを覚えるくらいとことん飽きるほど解く。
・ミスを素直に受け入れニ度と間違えないようにする
授業や合同テスト、過去問などで間違えた問題は、
どんな小さな事でもうやむやにしない。
ミスした所はノートにまとめてニ度と間違えないよう注意。
・先生に質問する
どんな些細なことでも疑問に思ったことや、
わからない問題は、理解できるまで
先生に徹底的に質問する。
今更こんなこと質問したら恥ずかしいかなという気持ちは捨てる。
例えばメールで先生への質問文を考えている段階で
自分が本当は何が分かっていないかが頭の中で整理できるので、
弱点や今不足している勉強法などがクリアになり
私にとって先生に質問する事が一番大きな成果につながった。
・条文を正確に覚える
過去問をほぼ完璧に正解できる段階で伸び悩み、
先生に相談すると・・・
「合格する人は過去問が完璧にできるのではなく条文を正確に覚えている、
だからどんな難解な問題が出ても解ける」
とアドバイスを頂き今まで伸び悩んでいた勉強法が一気に前進。
毎日少しずつテキストの条文を音読して覚え、
難しい所はノートに書いて覚える。
・申告書対策を早めにする
実務が苦手なので特に申告書対策に早くから取り組んだ。
商品分類プリントは毎日5類ごとに覚え、
新しい知識やミスをした商品は追記するなどして頭の中で
「あの商品はあのページにあるな」とイメージできるくらい繰り返し覚え、
結果申告書の税番振り分けが短時間で確実にできるようになる。
また、課税価格の加算・非加算要素は整理し完璧に覚える。
・メンタルを強く持つ
1年目は十分に勉強し万全の態勢で本番に臨んだが、
合格した自分を全く想像できない不安な気持ちのまま試験を受け、
結果気持ちで負けたと思った。
2年目は勉強する過程から「絶対受かる」と自分に言い聞かせ、
あらかじめ試験会場の下見をし不安な気持ちは一切捨て、
合格したイメージトレーニングのみをもって冷静に本試験に臨んだ。
【使用した教材】
テキスト、学校指定の問題集、関税協会の問題集、ゼロ申、学校のプリント、303
その中で特に役立ったもの
テキスト、関税協会の問題集、学校のプリント
【受講した補講・特別講座】
合同テスト後の全補講、申告書対策、計算問題対策、模擬試験
【所感】
2年間勉強して感じたことは、丸暗記ではなく整理し
丁寧に理解することが重要だと思います。
暗記はもちろん大事ですが、
例えば「課税物件確定の時期」は
何故この時期なのか全体の背景をしっかり理解していないと、
本試験で過去問にはない新しい形式の問題文が出ると混乱してしまうと思います。
1年目は合格したと思っていたので
官報に名前がなかった時はショックで落ち込みましたが、
2年目からの斎藤先生の「できて当然」という激しいプレッシャーが
功を奏して合同テスト・全国模試・本試験と緊張せずに自分の力が出し切れました。
長い道のりで何度もくじけそうになりましたが、
同じクラスで一緒に勉強していた方々がとても熱心で
そのような環境に身を置くことで
刺激を受け本試験までのモチベーションを維持できました。
斎藤先生、2年間のご指導本当にありがとうございました。
|