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第52回通関士試験 合格体験記


平成30年度 第52回通関士試験に合格された方の合格体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

通関士 合格体験記  N.Mさん 大阪市 40代 女性
(1年目:通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース)、2年目:通関士総合講座(早期スタートパーフェクトコース))


                                              

私の合格体験記


私の勉強法は、
数々の優秀な合格体験記と違い、
参考にならないかもしれませんが、
反面教師として書かせていただきます。

簡単に本試験の経歴を書きますと、
【平成27年】
平成27年の誤植事件の中、
短期間の独学勉強の私は、
記念日試験として受けましたが、
実力のなさと39度の熱で受けた身にしては、
通関実務以外は6割以上とれていたので、
平成28年は塾に入ろうと決意しました。
【平成28年】
値段が安い、大阪で塾を探したのですが、
斎藤先生のスクールではなく、
おじいさんの塾がヒットし、
通いましたが、ほぼ独学状態になり、
歩留まりわけわからん問題で通関実務2点差で桜散りました。
【平成29年】
平成29年、やっと斎藤先生のスクールのホームページを見つけ、
授業を受けた初日からわかりやすく目から鱗が落ちました。
やっと通関士の基本の基本がわかった年で、
はじめは小テストや合同確認テストは真ん中の順位が、
後半には10位以内に入るようになりましたが、
本番は、実務の薬の申告書で焦り、
何故か今までより点数が悪かったです。
【平成30年】
お試し試験を除いて、
3度目の正直で、
平成30年も斎藤先生のスクールにお世話になることを決めました。

まず、昨年と同じ勉強方法等はやめ、改めました。
○座席は今まで通り、前の席に座りましたが、前年の合格者の席に座りました。
○2年目のスクールも2月からスタートしましたが、それまで、さらっとでいいので、
赤い本(ヒューマンアカデミーの通関士 完全攻略ガイド)を全部見て読んでいました。
○わからないことがあれば、すぐに質問せず、自分で調べてわからなければ、
次の講座までに先生に質問しました。
○神様の力も借り、大阪天満宮へ絵馬とお守りを買い、
通り抜け参拝を経験しました。
○今まで図書館で勉強していましたが、
静かすぎてかえって、私は集中できず、家での勉強に変え、
テレビをつけながらあまり見ずに勉強しました。
集中しだしたら、自然にテレビを消してました。
昔、ラジオを聞きながら勉強していましたというリスナーが多かったですし、
我慢したら余計にストレスがたまるので、
その方法で勉強しました。
決まった勉強机もなく、
折り畳みの机に座布団で勉強していたので、
よく足腰痛くなったときは、立って歩きながら勉強していました。
気分転換になりました。
○夏頃から申告書を1日最低2問はしました。
その日できなくても次の日に雪だるま式に増えますが、
土日で消化できるようにしました。
問題も先生から頂いたプリントと青い本
(ヒューマンアカデミーの「通関実務」集中対策問題集 第2版)だけで、
解くものがなくなったらスクール1年目の分のプリント
(2年目とダブってる問題もありましたが、それも含む)を何回も解きました。
同じ問題でも間違えたり、忘れていたりすることがあったので、
繰り返しは大事だと実感しました。
○申告書の苦手意識を克服するには、
まず、貨物分類を覚えることが重要だと思い直し、
私は、人の生年月(日にちまでは・・・)を覚えるのが得意なので、
それを活かして覚えました。
これは効果ありました。実際、実務で全問いつも間に合わないことが多かったのですが、
ギリギリで間に合うようになり、
そして、普通の難易度の申告書(輸出と輸入合わせて)であれば、
1時間かけずに解けるようになりました。
○国語力のない私は申告書の時短を少しでも増やすために、
速くなくても問題文は1回で読み終え、
大事なことやすぐにメモれることは、
INVOICEの用紙の余白に書き、
少しでもページをめくる時間を減らしました。
○申告書の補講を開いていただくように斎藤先生にお願いし、実現しました。
○どんなときでも腕時計は机上に置かず、腕にはめたまま慣らしました。
少しのことですが、時計を確認する時間が減り、すぐ次の問題に進めました。
○模擬試験は、経験上、日本関税協会と斎藤先生の2つで充分でした。
確かに場数は踏んだ方がよいですが、大手の学校の試験は、
とっても難しく、本試験近い時期に焦りを感じ、
自信も失いましたので、逆効果だと思いました。
○筆記用具や通学鞄を変え、教科書などに手拭いブックカバーをしたり、
新たな気持ちで頑張るぞ!と気合いを入れました。
○本試験直前は、
また、さらっと赤い本(ヒューマンアカデミーの通関士 完全攻略ガイド)を全部見て読んでいました。
今回は、鼻血が本当に出るまで、直前まで勉強しました。
○マークシートの塗りつぶしが遅く、何回も練習しました。

次は、昨年に引き続き、今年も変えずにしたことがあります。
○過去問の問題集(日本関税協会)を昨年購入しましたが、結局手をつけませんでした。
斎藤先生の授業で6月から使用する青い本(ヒューマンアカデミーの通関士 完全攻略
ガイド)の問題集や授業そのもので大体解いていましたので、網羅できました。
○毎回、予習はせず、復習を重視しました。
理由は、授業で学んだことを清書して勉強していたため予習の時間が確保できなかったことと、
私は複数年受験経験者だから必要がなかったからです。

最後に、通関士の受験のきっかけは、転職希望でした。
貿易実務未経験者で、本番に弱く、
頭が悪く、年も重ねているし、
何の取り柄ない私ですが、試験を受け続けました。
受かるまで受け続けるつもりでした。
確かに回り道かもしれないし、半分意地もありました。
案外、自分は、負けず嫌いな人間だと悟りました。
これから様々な方々が、通関士試験に臨まれると思います。
色々な事情を抱えているかもしれませんが、
衣食住を何とかでき、試験を受けられる、
勉強できる環境に少しでもいらっしゃるのであれば、
是非、挑戦していただきたいです。
私の勉強方法は正しかったか、今でもわかりませんが、
勉強できる時間が沢山とれなくても1分でも1秒でも隙間時間をみつけ、
頭の中で整理し、継続すること、
あと、同じ志を持つ仲間に出会い、
頑張れたことは正解でした。
独学にはできない経験、
斎藤先生をはじめ、
スクールの皆さんに出会えたこと感謝しています。
また、通関士の受験に挑戦する仲間もいます。
斎藤先生を信じて、自分自身を信じて、
踏ん張って、乗り越えてほしいと切に願っております。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。



神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント



N.Mさん

合格おめでとうございました。

N.Mさんは2年間弊社へお越しいただきましたが、最初から法律系の問題はかなり理解されていましたので、そちらは問題なかったのですが、実務の計算や申告書に問題があったように思います。ただ、そちらを強化するだけだったので1年で合格できるものと思っておりましたが、結果的に2年と予想外に時間がかかってしまいました。毎年テストなどはよくできるのに本番では不合格となる方が数名いらっしゃいますが、N.Mさんもそのうちの一人のように思います。おそらくN.Mさんのマイナス思考的なものがよくないような気もしないでもないですが、この試験は楽観的といいますか、いい意味でのいい加減さをお持ちの方が一度で合格できるような気がします。ですが、超真面目なN.Mさんはそのあたりの問題で2年かかっただけで実力だけなら問題なく1年で合格だったと思います。合格体験記でもかなり控えめな感じですが、本当は周りの皆さんも認めていましたが、大変良くできる方でした。とはいえ、この勉強は1年よりも2年程度学習した方がより深く理解できるように思いますので、それはそれで結果としてよかった面もあると思います。深く理解されたほうが今後仕事をされるうえでの自信にもつながりますし、N.Mさんには良かったように思います。ゲン担ぎも大事ですね。私も自分が受験していた時は決まった神社に決まった方法でお参りしておりましたが、通関士試験は運も味方につける必要がありますし、前年合格された方と同じポジションで受講するなどは今後の方に参考になると思います。この試験は最後はメンタル面が合否を大きく左右するのでここまでやったのだから絶対合格する的なものは大事なのだと思います。今後の受験生に参考になる良い合格体験記をお書きいただき誠にありがとうございました。

2年間本当にお疲れ様でした。
ぜひこれからも新たなものにチャレンジして頑張ってください。

本当に合格おめでとうございました。




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